新潟県のお米農家さんと保育園の園児ををオンラインでつなぎ、食べ物の大切さを学ぶオンライン食育を開催しました
10月9日(水)、10日(木)に~第3回オンライン食育イベント「竹内さんのお米」~を開催しました。
新潟県新潟市でお米を作っている竹内さんご夫妻と9園の園児たちをオンラインで繋ぎ、竹内さんからお米がどのように作られているのかリアルタイムでコミュニケーションを取りながらお話していただきました。
●開催日時:
・10月9日(水) ①9:10〜 /②9:50〜 /③10:30〜
・10月10日(木) ④9:10〜 /⑤★9:50〜 /⑥10:30〜
※★は、2歳クラス対象の回
●参加園数:9園
●参加人数:302人
●園にお送りした食材
新潟県産コシヒカリ 新米 5kg
玄米 2合
稲穂 数本
(開催の様子)
事前に、各保育園には、竹内さんのお話を興味を持って聞くことが出来るように、竹内さんがどんなところでお米を育てているのか、田んぼの様子、お米を作る上で使う機械についての資料をお送りしました。また、オンライン食育当日に答え合わせができるよう「お米にお花は咲くかな?」などの園児に想像していただくワークシートを送り当日を迎えました。
(竹内さんからお話しいただいた内容)
オンライン食育当日は、竹内さんに田んぼとは何か、田植えの様子、お米が育っていく姿、稲刈り、収穫したお米が白いお米になるまでをお話しいただきました。
4月から5月にかけて田植えをして9月中旬ごろに始まる稲刈りまで、毎日食べているお米はたくさん時間がかかって大切に作られていることを学びました。
子どもたちには事前に「お米はお花が咲くかな?」と竹内さんからクイズをいただいていました。お米には8月に小さな白いお花が咲きます。子どもたちはお米にお花が咲くということに驚いた様子でした。
オンライン食育後には、保育園様にお届けした新米のコシヒカリをみんなで観察した後、調理し美味しくいただきました。
(参加した園の子どもたちの反応)
・稲にはお花が咲くことに驚いたり、稲刈りの機械には「おお!」と歓声が聞こえた 。また、クイズにも意欲的に参加していた。
・大好きなお米がどうやって育っていくのかよく見て学んでいたと思う。
・すごく喜んで参加し、最後まで集中してお話を聞いていました。
・普段散歩などで目にする田んぼや稲、食べているお米の話だったことから、より興味を持って参加することができた。
・導入日から、「竹内さん」への親しみを沸かせ、当日を迎えることができ参加することができた。
・お話を聞いてから実際に送っていただいた稲穂や玄米、白米を見比べて驚いたり触って感触を確かめたり実際お米を研いだりしてとても興味深そうでした。
・オンライン食育後おやつの時にみんなでおにぎりを作ったのですが「いつものお米より美味しい、たけうちさんありがとう」と大好評でおかわりが止まらずいつもの倍以上食べていました。
・会が始まる前からどんなことをしてくれるのか楽しみにしていました。
(オンライン食育後の子どもたちの変化)
・いつも食べているお米との違いに気がついていた子や、白米が苦手な子も食べていた。
・いつもよりご飯に関心を持って給食を食べていました。
・どのご飯を食べても「竹内さんのお米かな」なんて声が聞こえました。
・家で保護者の方にお米の話を楽しそうにしていた子がいたと聞いた。また、給食の際に「つくったおこめ」と呟く姿がみられるようになった。
・お米を1粒も残さないよう大切に食べる姿があります。
・お米の大切さを知り、残さず食べようという意識が感じられた。
・「お家でも子どもがお米の話しをしてくれました」だったり、「食育のお陰で残さず食べました」という内容を連絡帳で知らせてくれた家庭もあった。
(開催園の感想)
・子どもたちはなぜか、竹内さんご夫妻になぜか親近感があり、「竹内さん出てくるのかな」「竹内さんとゆうこさんのおこめだよ」と事あるごとに竹内さんとお名前を呼んでいました。子どもたちの目線に合ったお話の仕方をしていただきありがとうございました!
・また楽しいオンライン食育を楽しみにしています。
・生産者さんと実際にお話ができる機会はほとんどないため貴重な時間になりました。
・質問コーナーではそれぞれが興味深そうに質問する場面も見られ、子どもたちにとっても心に残る良い時間になったように思います。ありがとうございました。
・園では後日の昼食にて送っていただいたお米を子どもたちに提供しました。いつもとどう違うかな?と子どもに聞くと、「お米の白さが違う!」「もちもちしてて美味しい」ととても喜んで食べていました。また中には、いつもは魚が嫌いで食べられない子もご飯が美味しいという理由で完食 した子もいました。食べ終わった後も「おかわりしたかった〜」と言う子もいて、この様な機会がなければ新しい種類のお米を提供することはなかなかないと思うので、今回利用できて 、とてもいい経験ができました。本当にありがとうございます。
・竹内さんのお米の回へ参加は2度目ですが今年の子ども達はとても感性が豊かなので一緒に楽しく参加する事ができました!
・生米を一緒につまんで食べてみたり、テレビに集中して観察したりと子ども達にもとても貴重な体験の1日だったと思います。保護者の皆さんも2キロずつお米を持ち帰っていただきました。
(オンライン食育とは?)
「baby's fun!」のオンライン食育は、普段園児がなかなか行くことのできない日本全国の生産者さんとオンラインで交流をしながら、食材の生産過程を映像で見たり、実際に園で食することで子どもたちの食への興味関心を引き出し「食べることは楽しい!」を目的としたオンライン食育になります。
次回は、長野県長野市でりんごを育てている「北澤さんのりんご」を開催予定です。