岩手県で山地酪農を営むなかほら牧場と保育園の園児をオンラインでつなぎ、自然を感じるオンライン食育を開催しました

7月16日(水)、17日(木)にオンライン食育イベント「なかほら牧場の牛乳」を開催しました。
今回、岩手県下閉伊群岩泉町にあるなかほら牧場で山地酪農(牛を年間を通して山の中で自然放牧し、山の草木を食べて育つ農法)を営んでいる牧原さんと6園の園児たちをオンラインで繋ぎ、牧原さんから牛たちがどのように生きているか、牛乳や乳製品ができる様子を園児たちとリアルタイムでコミュニケーションを取りながらお話していただきました。
● 開催日時:
・7月16日(水)① 9:50〜
・7月17日(木)② ★9:50〜 / ③10:30〜
※ ★は、2歳クラス対象の回
● 参加園数:6園(2歳児クラス 2園、3~5歳児クラス 4園)
● 園にお送りした食材
なかほら牧場の牛乳
(開催の様子)
事前に、各保育園には、牧原さんのお話を興味を持って聞くことが出来るように、なかほら牧場がどんなところにあるか、牛の様子についてをまとめた資料をお送りしました。また、オンライン食育当日に答え合わせができるよう「牛乳が出る牛はお母さん牛かな?お父さん牛かな?」などの園児に想像していただくワークシートを送り当日を迎えました。
オンライン食育当日は、牧原さんになかほら牧場での牛の生活の様子や、搾乳からお店に届く牛乳になるまでの様子、乳製品の加工(バター作り)についてお話しいただきました。
また、当日に出産をした牛がいたので、生まれたての牛を子どもたちと一緒に観察し、牛のお母さんが赤ちゃん牛を育てるために与えるお乳を分けてもらって、牛乳を飲むことができるんだよ、と子ども達に伝えました。赤ちゃんの牛がお母さん牛から一生懸命お乳を飲んでいる様子を子どもたちは真剣な眼差しで見つめる姿が見られました。
オンライン食育後には、保育園様にお届けした牛乳をみんなで観察した後、そのまま飲んだり、調理をしたりして美味しくいただきました。
(参加した園の子どもたちの反応)
・「楽しかった」という声がたくさん聞かれた。
・喜んで映像を見たり、槇原さんとのやりとりを楽しんでいました。子牛を見たときには「可愛い~!」と盛り上がっていました。
・とても良かった。
(オンライン食育後の子どもたちの変化)
・他の食材がどのようにできるのかを質問したりしていた。
・牛さんのお乳をいただいていることを改めて認識し、大切に飲もうという意識ができた。
・牛乳を使った食べ物を探していた。
(参加園の感想)
・実際の映像で牧場の様子が見られたのが良かった。
・生産者の方と繋がり、直接お話しできるということはなかなかできないことなので、いい経験をさせていただけました。
・子どもたちがとても興味をもって参加していて満足できた。
(牛乳の飲み比べ・牛乳を使用したクッキング・オンラインでの牧場の様子・質疑応答)
(オンライン食育とは?)
「baby's fun!」のオンライン食育は、普段園児がなかなか行くことのできない日本全国の生産者さんとオンラインで交流をしながら、食材の生産過程を映像で見たり、実際に園で食することで子どもたちの食への興味関心を引き出し「食べることは楽しい!」を目的としたオンライン食育になります。
次回は、新潟県でお米を生産している「竹内さんのお米」を開催予定です。
