セミナー&交流会実施レポート「外国人向けの給食提供」
baby's fun!では毎月、給食運営に関わるテーマでセミナー&交流会開催しています。
今回は、「外国人向けの給食提供」を全国の保育園栄養士向けにお話させていただきました!
外国のお子様のお預かりがある保育園様が増えており、
給食の提供や保護者様との連携について悩まれているとお伺いすることが多くなりましたので、
他国との食文化やマナーの違い、給食の個別対応についてお話させていただきました。
ご参加いただいた保育園様、ありがとうございました!
●開催日:10月4日(水)13時〜14時、15時〜16時
●開催場所:オンライン(zoom)
●参加人数:6園
セミナーでは、baby's fun!の管理栄養士から
・日本に多い外国籍
・各国の日本食との違い、マナーなどを理解する
・イスラム教徒向けの食事「ハラル対応」
・給食室でできること
・保護者との連携
などについてお話しさせていただきました。
交流会では、各園様から個別対応の事例をお伺いしたり、事前にいただいていた質問に関して、他の園様にお伺いし、疑問を解決する時間として参加してくださった園様同士でお話をしました。
交流会で話した内容をまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
外国籍の子向けの個別対応の事例
・日本食の味に慣れてもらうように、ピーマンやごぼうなどの食材は小さめに刻んで食べやすいようにした。
・フランス国籍の子は丼にしたら食事を食べてくれたので、慣れるまでは丼の形で提供をした。
宗教上 除去対応(豚肉、お肉全般)が必要な子に対する対応
・アレルギー児と同じように、給食室ではネームプレートやトレーで分けて食材の混入がないようにしている。
・献立表にチェックをして、除去する食材を保護者様と共有している。
・お肉そのもの、お肉が使われている出汁などは除去対応。
豚肉除去の場合は、鶏肉などにお肉を変更している。
お肉全般が除去の場合は、主菜がお肉のみ(唐揚げやハンバーグなど)の日は、家庭から主菜を持ってきてもらう。
・保護者様が自国のことを知って欲しいとのことで、レシピを提供してくださり、イベント食を開催した。
服装も変えて、文化的なことまで子ども達に伝えた。
・調理器具は最初からわけて作っている。
参加者の感想
・他園の様子が知れて良かった
・今まであまり必要ではないと思っていた内容でしたが、話を聞いてとても興味深く勉強になりました。
・外国籍のこどもへの給食提供について、自施設での対応しか知らなかったので、他園の対応について細かく知ることができ、良かったです。
・日本に多い国籍について、マナーの違いも学ぶことができ、良い機会となりました。対応の実例をいくつも知ることができて大変参考になった。
◆今後の交流会・研修会の予定◆
毎月 、第1水曜日の13時〜14時 or 15時〜16時に開催しております。
11月1日(水) 月齢別クッキング保育について
12月6日(水) 食育年間計画について
1月17日(水) スチコンの活用事例
他園と交流できる場を作っていきたいと思っておりますので、ご参加お待ちしております!
皆様とお会いできることを楽しみにしております。
引き続き、baby's fun!をよろしくお願いいたします。